日経BPのサイトで新刊を眺めていたら、『次世代高速オープンソースRDB Tsurugi』という本を発見した。面白そうである。
今こそブログを書くときである。
劔(Tsurugi)って誰?恋人は?結婚しているの?愛人は?調べてみました。
プレスリリース*1によると国産のRDBでパフォーマンスが優れているらしい。全然知らなかった。
そして、上記の本もオープンソース化されたのと同時に発売された解説本とのこと。解説本というより別売り説明書のような気もする。
で、目を引いたのは本の第2部の各章である。
第2部 Tsurugiの内部構造
10章 Tsurugiの内部仕様
11章 Java通信ライブラリ(Tsubakuro)
12章 サービス管理基盤(Tateyama)
13章 SQL実行エンジン(Jogasaki&Mizugaki)
14章 トランザクションエンジン(Shirakami)
15章 ログ・データストア(Limestone)
Tsubakuro? Tateyama? 何を言っているんだ?
GitHubのリポジトリを除いてみたら、本当にTsubakuroやTateyamaと言った何のことか分からない単語が羅列されている。
SQLパーサー(コンパイラ)のコードネームはMizugakiというらしくそれがフォルダ名やソースコードに登場している。何とも言えない。
よく分からない単語が並ぶビルドインフォは圧巻である。
開発者の席にはこのよく分からない単語とそれが意味するものをマッピングしたリストが印刷されて貼られていると思う。
ゲーム『R-Type Final』 R-9DPシリーズを思いだす
時に、PS2ソフト『R-Type Final』を知っているだろうか。
作中にR-9DPシリーズという機体が登場する。
R-9DP, R-9DP2, R-9DP3にそれぞれ『ハクサン』、『アサノガワ』、『ケンロクエン』という名称が付いており、アイレム本社の石川県の地名や名所に由来する。
ゲームだからどんなコードネームが付いても、楽しければ構わない。だってゲームだもの。
そんなR-Type Finalは不思議な力でシリーズ化されており、現在PS5でR-Type Final3まで発売されているらしい。
一方で劔(Tsurugi)は現実のプロジェクトで、オシャレや名前や難しい漢字より、現実的な分かりやすさや勘違いに繋がりにくい命名を採用した方が時間やお金の節約になると思う。
ドラマ『ハンニバル』のエピソード名を思い出す
時に、ドラマ版『ハンニバル』を知っているだろうか。
シーズン2のエピソード名は『Sakizuke(先付)』や『Mizumono(水物)』といった、日本の懐石料理に由来する名前が付いている。
ドラマだからどんなエピソード名が付いても、楽しければ構わない。だってドラマだもの。
そんなドラマ『ハンニバル』はU-NEXTで配信されている。毎回サイコパスの殺人鬼を観れて楽しい。
一方で劔(Tsurugi)は現実のプロジェクトで、オシャレや名前や難しい漢字より、現実的な分かりやすさや勘違いに繋がりにくい命名を採用した方が時間やお金の節約になると思う。
大事なことだから2回書いた。
追記
GitHubのIssueを読んだ。
書籍はコンポーネントの名前ベースで記述されており、コンポーネント名の変更は、書籍がすでに出版されている現在では、読むことが結構面倒になります。
なので、Tsurugiが結構枯れてきて、書籍も大幅にリバイズする、ような状況になれば、今の固定指示子的な役割をもつコンポーネント名もお役御免になると思います。
🤔🤔🤔